■花白温泉 「薪で沸かした癒しの湯」

第三セクターとして20年近く営業してきた温泉施設が、時代の流れと経営者の高齢化そして施設の老朽化によって廃館の危機にみまわれました。平成21年8月「未来の子供たちに残そう故郷の宝」と経営を引き継いだ地域の若者達によって生まれ変わりました。日帰りのラジウム温泉はもちろん、本格料理人や送迎バスを備えて地域の宴会場としての経営がはじまりました。(2009.11.1 NHK「ふだん着の温泉」で放映されました)




 


■薪ボイラー導入への取り組み

「山を手入れしながら、地域を元気にしよう!」と恵那から始まった「木の駅プロジェクト」が「地産地消」を考え地元恵那市での出荷先を探していました。ボイラーといえば、石油を燃料とするのが当たり前の世の中。しかし、石油のほとんどが日本からは遠くのアラブ諸国から輸入されているのが現実です。 最近では、原油の値段も高騰し、先行き不安なのが正直なところです。花白温泉でも月間25万円程の重油を消費していました。そんな時期、森林に囲まれたこの地域で、古くは薪でお風呂を沸かしていた頃を思い出し、今こそ石油に頼らないエネルギー利用が必要ではないかと考え、花白温泉では、新エネルギーの補助金を受け、薪ボイラーを導入することになりました。平成23年11月 薪ボイラーの稼働が開始!祖先の植えた山が、薪ボイラーによってもう一度地域のエネルギー源として活用され、故郷にはまた「宝」が増えました。



■薪ボイラーの仕組み

既存の重油ボイラーをそのまま生かし薪ボイラーと太陽熱温水器をハイブリットで繋げるように工事が行われました。通常は、薪ボイラーを中心に利用され、湯の消費量の多い混雑時や気温の下がる真冬などに補佐的な役割で重油ボイラーが使われます。同時に、太陽熱温水器も、夏など太陽熱の強い時期を中心に、活躍します。
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■導入後の様子み
 


事前の計画とは違い、重油代は全く減らず燃やす手間と薪代がダブルでかかる事態になる!青ざめ急遽、対策プロジェクトを立ち上げ原因究明と試行錯誤が始まる。明らかになった問題は、
①伐りたての湿った薪 ②不慣れな焚き付け作業 ③配管システムの不備 ④薪ボイラーの性能 ⑤中野方からの薪の運搬費  など1年がかりで改善していく事となった。




給湯が最も必要な営業準備時の午前9時の時点で、ボイラー内の水温を80度以上に上昇させフル稼働させれる様に、午前7時30分前から手際の良い焚き付け作業をしている。また、焚き付け用の木端と地元やまおか木の駅の土場で収集乾燥された木材が効率の良いエネルギーを作り出すようになり、原油の使用量を導入前の4分の1くらいに抑えられるようになっている (平成26年度)



■花白の里山イベントなど
 

 


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